2007年08月13日

ストール“自由研究”

夏休みといえば、自由研究がつきものですね。
猛暑日の強い日差しを見ながら図書館やインターネットで子どもが
“ピタゴラスと三平方の定理”とか調べているので、
私も、ミニミニレポートを、と思い立ちました。


題して、「日本におけるショールの歴史」


ショールやストールは、いったいいつから
日本で用いられるようになったのでしょうか。
それは、明治維新後のことで、記録に残っています。

当時の日本人はまだまだ和装が中心で、
洋行帰りの人々の間に洋装がはやり始めるころでしたが、
ショールは「襟巻きと外套を兼ねたようなもの」と
紹介されていました。

薄手カシミヤのものは高価であったため、
まず織物の主産地、西陣で、続いて東京で、国産が始まりました。

初めの頃は、180センチ四方のものを三角形に二つ折りにし、
肩から掛けて使用しました。

やがて、刺繍をしたものや、フリンジをつけたものも流行し、
また、サイズは長方形のものが中心になっていきました。

「オーバー・コート」や「レイン・コート」も
同じ頃、日本にもたらされました。

インドリームのストールを「着物に合うから」とお求めになる
お客様がよくいらっしゃるのですが、
ショールと日本の出会いから考えると
もともとは着物に合わせたわけですから、
伝統的な調和の美にまさしくかなっているといえるでしょう。
ひょっとすると、
おばあちゃまの押入れに眠っている素敵なお品物があるかもしれませんね?


以上、豆知識、でした。

インドリームワールド スタッフ芳佳


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